amazonの最近のニュース | アマゾン、PB拡充

f:id:hatetens:20160712124225p:plain

米アマゾン・ドット・コムが、自社開発のプライベートブランド(PB)製品を拡充しています。

米国の有料会員サービス向けに、コーヒー豆や離乳食、サプリメントといった食品のインターネット通販を始めました。


アマゾンがこうしたPBを立ち上げるのは初めてではありません。

その内容は、下記になります。
ナッツ類や香辛料、コーヒー・紅茶、食用油などの「Happy Belly(ハッピー・ベリー)」
スナック食品の「Wickedly Prime(ウィキッドリー・プライム)」
洗剤などの「Presto!(プレスト)」
離乳食や紙おむつなどの「Mama Bear(ママ・ベアー)」
赤ちゃん用の紙おむつやおしりふきの「Elements(エレメンツ)」
シーツやタオルなどリネン製品のブランド「Pinzon(ピンゾン)」を展開。
パソコンやスマートフォンのアクセサリー製品ブランド「AmazonBasics(アマゾンベイシックス)」
衣料品の「Lark & Ro(ラーク&ロー)」「North Eleven(ノース・イレブン)」


継続的な購入に対する割引で消費者を取り込むことをめざしています。


ウォールストリート・ジャーナルによると、これらPB商品の範囲がどの程度にまで及ぶかは今のところ分かっていません。

アマゾンはこれまでに、パスタ、グラノーラ(朝食用シリアル)、ポテトチップス、チョコレートなどの食品、かみそり刃、芳香剤といった日用品の商標登録申請を行っています。

今後は、販売委託先のアマゾンに市場を奪われるメーカーも増える想定です。


また、アマゾンは電機メーカーと組み、洗剤やインクなどの消耗品の継続的な購入を見込める家電や情報機器を共同開発した実績があります。
ゼネラル・エレクトリック(GE)と開発した洗濯機は洗剤の使用量を把握し、残量が少なくなると、アマゾンに自動発注する設定ができるような仕組みを開発しました。

おむつやお尻ふきといった日用品でも自社開発のPBを立ち上げ、消費者への継続的な販売に乗り出しており、これを食品にも広げました。

アマゾンはPB製品の価格を特別安くすることはしておらず、無料配送や継続購入に対する割引を武器にシェアを拡大していく方針です。

参考:日本経済新聞 2016.7.12